スプリンターズS展望
ロードカナロアの連勝がストップし、ハクサンムーンの成長を同時に目の当たりにすることとなったセントウルS。
高松宮記念は、レコード決着も誰でも走れるような時計だったわけで、豪脚一閃で格の差を見せつけたロードカナロアではあるが、このレースは1着から3着まで0.2差。
そもそもスプリント戦で着差がつくことは稀。ロードカナロアも大勝するタイプの馬ではない。
故に、勢力図は決して崩れていないのだ。
さて、外国馬の情報が登録一週前に聞こえてこないということは、少なくとも大物の参戦は望み薄。
その他国内組では、エクセラントカーヴなどは期待が持てそうだが、堀調教師が冒険することもなさそう。
そこで連下候補を探していくと、北九州記念で惨敗した、
タガノバスティーユ 06
アストンマーチャン-サンアディユ 07
等の好走例が目についた。
08年にスリープレスナイトが怒涛の5連勝で全てかっさらっていったこともあったが、これは例外。あくまでも穴狙いで。
スギノエンデバーやローガンサファイアはスキルアップが必要なのは承知でも、ドリームバレンチノの現状を見ると可能性はなくはない。
ただ近年上位入線馬は出ていない。一方で、キーンランドカップ組からは主力級が毎年のように出現。
ビービーガルダン、カレンチャンなどが連に絡み、ドリームバレンチノが本番で巻き返した。
今年は、ストレイトガールくらいしか本番まで通用しそうな素材は見当たらないが、近年の傾向から人気に推されていた馬には注意を払いたい。
セントウルS組が壊滅だったのは、秋移行後04、05年のみ。
今年は、穴馬を絞り込んで勝負したい。