新馬回顧 6/8・9
土曜のレースは人気順での決着に。
時系列順に、阪神では名手二人が人気馬を駆って直線は一騎打ちという展開。
一見、距離不適のフレンチ×SSとカメハメハ×SWの良血対決だった、これには牝馬の完成度が影響していそう。
内に押し込め抵抗したヤスも、マラムデールの才能には及ばなかった。勝ち馬は今後注目。
東では、フルゲートのレースで人気馬が対照的な競馬。マツリダゴッホ産駒のマイネルギャルソンは、冠名からいかにもという完成度の高さを見せ快勝。
レッドラウディーの好位付け断念、直線イン強襲の不発具合とは一線を画す内容だった。将来的には逆転もあるだろうが、さてさて。
一転して波乱となった日曜日。
阪神では、人気の良血馬が見事に飛ぶ結果に。
コース取りもあるが、まだこの時期で馬込みから抜け出すような芸当を求めるのは酷というもの。
勝ったタニノギムレット産駒のダンツキャノンは、数々の活躍馬が出たワールドハヤブサ-ミスオーハヤブサの系統。
奥手にも見えるが、人気薄でこその在来血統ということか。時計通りの実力だと思われる。
東京1800を今やってどうするというような荒れ方だった17頭立ての一戦は、ディープがいなくても兄貴がいると、ブラックタイドの仔が1、3着。
マイネルブランドのワンツーで、完成度云々ということだろうが、直線まともに走れなかったウインマーレライは、ボールドルーラー2本で本質はもっと前からの競馬の方が合うと思うが…。
この1、2着馬も、明らかに成長曲線に差がありそうだ。
今週は牡馬が意地を見せて、なかなかに見どころもあった。