新馬回顧 6/21・22
土曜日
ユタカマークの展開も、馬場適性の方が重要だった阪神戦。人気薄激走のクリノジュロウジンはギムレット産駒。1200どうこうより時計を要する馬場が合いそうな牝系の血統構成。混戦で台頭の色合いが強く、負け組ももっとパワーアップできないときつい。
東京も人気のレヴアップスピンが逃げる展開。6月にハイペースはあり得ない。ただ、馬体重以上に小さく見える体つきはあまりに幼く、残念ながら非力さの方が見立っていた。それにわずか2kg及ばないヘルスウォールの仔マーブルカテドラルの末が素晴らしかったから、また切ない。パンパンの方がよさそう。でもまだ梅雨時だし、今週もやってきたマツリダゴッホ産駒ともども、上位3頭はマークが必要だ。
日曜日
東は、クラシックではあまり見かけない、ブロードブラッシュ×マジェスティックライトという配合の母を持つマイネグラティアが豪脚一閃。ゴールドティアラが母である人気のドリームティアラの万全の抜け出しを見事に捉えきった。全体の時計も上がりも掛かっていて、どうもダートの匂いが…。季節が変わって、どこまで芝でやれるか?
西は注目の一戦。こちらもネオの産駒が勝利。ピオネロの末脚は、馬場もあるだろうがここでは迫力が違った。母父キャンディストライプスで母方に南米の風が吹き込んだ地味目の配合は、ペルーサに通ずるところがある。うまく育てていきたい好素材。
レッドラヴィータは兄同様使ってから。マウンテンは大きすぎ。人気のヴァンクウィッシュは現状のベストの策。未勝利でもたもたすると出世に響く。
北は、函館2歳S以降も楽しめる馬の登場を待ちたいところだ。