2014年期待馬②
メイショウマンボ
トーセンラー
アジアエクスプレス
今年ちょっと不安なGⅠ馬。
負かした相手の方が実は強いんじゃないか疑惑もある中、それを払拭するための2014年シーズンとなる。
二冠牝馬メイショウマンボの場合、秋はもう完全に自分のためのレースであるかのようなワンサイドの競馬が続いた。
重賞を一勝するまでは一介の候補生にすぎず、大分もたもたしていたし、桜花賞は外差し馬場の外枠を引いておきながら見せ場なく敗退。
その後GⅠを勝ち続けたわけだから、勝負の世界で大切な流れが休んでいるうちに変わってしまうことも考えられる。
スピードを長い距離で証明しただけでは、能力の完全証明とはならない。
オークス以外の好時計決着での好走が、真の王者には必要だ。
秋のマイル王トーセンラーの弱点は?
使える脚が短いというよりは、直線バラけて外からいい脚をという京都巧者独特の性質が玉に傷。
武豊といかにも手が合いそうな馬だが、その他の騎手が乗ると仕掛けのタイミングが難しくなる。
より早く前にとりつく競馬を体得しないと、いつまでたっても穴馬のままだ。
アジアエクスプレスには、芝をこなした功罪が反動の恐怖と相まって、今年一気に襲いかかる。
早熟性を示したというダート2戦の圧勝劇ではなかったわけだから、芝へ急遽ではないにせよ参戦し、明らかに馬場が向いて快勝した朝日杯の内容は、3歳シーズンはとりあえずダメ、というレース史のジレンマを副賞に貰った印象。
どの馬も実力が最上位だったからGⅠを快勝出来た。
各路線の中心馬になった今年、オルフェーヴルやロードカナロアも負けていたことが救いになるのか。