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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

春の匂い

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不思議な天候の下、季節を先取りというか春の椿事が早くも波紋を呼んでいる。

関東の仕事人が、国内最高クラスの重賞競走でやりたい放題。
コパノリッキーにびっくり。デスぺラードが逃げるなんて。
最強牝馬やダート王らが屈した正攻法という罠は、波乱を起こした。
この流れには、おまけもついている。
フェイムゲーム、トウケイヘイロー、そしてリアルインパクト。(笑)
初春の3大出遅れに遭遇したファンたちは、何の因果かと余計な勘繰りを始めるのであった。神の悪戯に違いない。

春が来るとまた中山が始まる。するとやっぱりというか、2回中山の鬼・横山典弘が開眼した。
1回東京開催終了までにその年重賞を勝っていていたのは、09年以降で4回。その際、この開催で必ず重賞を勝っていて、去年と続けて今年も複数タイトルを獲得している。

まあこれだけの騎手だから、特段不思議な傾向でもないのだが、近10年でAJCC4勝という偉業の裏で、その内3年は前記の傾向に倣い、この季節に重賞を勝っている。
当人は、今いい感じくらいにしか思っていないだろうが、弥生賞を勝ち損ねたことに見ている側の方が、妙に感傷的になってしまう有様。痛快だ。

ドラマチックステージ・中山1800のメッカ。
マイネヌーヴェル、マティリアルに代表される人気馬の勝利にさえ謎の残る、異質の追憶。
根拠を示すのも困難。何せ、レースは生き物である。今年も波乱が起きそうな予感。

「デスぺラード」後の関西の競馬が平穏だから、今年の関東圏の競馬がより異様に映ってしまう。
もうあれから3年。明日への希望を各々心の中で思い巡らせていると、また春がやってきた。

 

レース回顧2014 競馬&予想コラム   コメント:0

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