泥かゴミか、ではなく
「来年のドバイWCはダートでの開催」
今冷静に考えてみると、どっちつかずの馬を救済する側面があったことも否定できなくて、ジャーナリストが的確に批評すればよかっただけのこと。浮かれた連中が多すぎた。
実は、その特殊性の部分を活かして、むしろ地方競馬で棲み分けと救済、それに差別化を図る意味で、流行の言葉を使うと、ダートとハーフハーフの割合で敷設してみたらどうだろうかと思っていたのだが、ドバイで金の話が出てきて尻込み。
タペタは失敗。が、同時にニューポリトラックの否定ではないと、しっかりと発信する力がマスコミには問われる。
その存在意義は、一定程度認められているオールウェザー。
高速馬場と欧州の重馬場では力を発揮できないけど、渋めの芝に向く馬にベストだったのは確か。
2000M不敗のヴィクトワールピサとて、2000Mのベストタイムは2:00.8。
でも、やっぱり米国馬が回避するような事態は本末転倒。これでは芝カテゴリーのイレギュラーマッチにしかなりえない。
芝をオールウェザーに変えた競馬場は、知る限り世界のどこにもないことが、最大の根拠である。
歴史を覆すような革命は、一日にしてならず。ただ、そのナイスアイディアを卑下する発言は、今こそ慎むべきだ。近代競馬が連綿と築いてきた、芝でスタミナを試し、ダートでスピードの限界を測るシステムへの挑戦は続く。
それでも、沈黙の時間が短いに越したことはない。
日々の研究から展開する未来図は、核の問題を劇的に解決する方法を編み出すプロセスに通ずるものがある。昨日のミスより、明日への希望を信じられる人間でありたい。