新馬回顧 7/20・21
土曜日はディープ産駒が走るかがカギだった。
時系列順に。北は1800戦、一番人気、藤沢厩舎にディープ産駒という4点盛り。人気のサトノフェラーリが最後は性能の違いを見せつけた。
SG産駒ウェーブゴールドは、厳しいマークを耐え2着。2頭とも注目。
3強の構図だった中京戦は、フラガラッハの弟がカレンブラックヒルの弟を抑え込む不思議な展開に。
まあ、父親が違うということもあるが、勝ったフェルメッツァのスムーズな競馬に対し、外から追い込む競馬に妙な感覚を覚えたレッドアルヴィスは、結局は先行策をとるはず。
新馬戦でのものとて、35秒台の上がりでは差し脚に限界がある。
福島は、人気のサクセスフィリアが全てのマイナス条件が重なったような負け方。416kgが敗因の一つだろうが、この時期の福島で上がりが37秒台の競馬は、ディープ牝駒の守備範囲ではない。
逃げ切ったブルーストーンはコマンズの産駒。デインヒルの孫だった。
日曜は、派手な展開が目立った。
福島戦はスルーレートの仔ハイアーレートが人気に応えたが、アメリカンな強引すぎる競馬をどう捉えるかは次を走らせてみないことには…。本来は父らしい好位付けが合うはず。
中京では、外差し馬場を豪快に伸びたオトコギマサムネが、ダービーコネクションの配合に相応しい走りでデビュー戦を飾った。上位3頭はクラシックウイナーを出した馬の産駒。成長を見届けたい。
函館は、史上初のダ1700の新馬戦が開催され、プリサイスエンド産駒のセレッソレアルが快勝。462kgと2歳牝馬としては大きめだが、これでもメンバー中最小体重。日本馬も大きくなったものだ。