夏競馬の違和感
夏競馬も半分ほどを消化。
今年も不思議なことが色々起こっている。
・ゲート突進の怪
この夏だけでも中央競馬で4回ほどあっただろうか。
ゲート入り直後、スタート直前問わず、何だか興奮状態の馬が、この夏は自ら前扉を開けて飛び出してしまう現象が連発。
外枠発走でレースに臨むこともしばしば。
大怪我した人馬はまだいないが、ちょっと科学的に証明したくもなってきた。
真相は馬に尋ねてみないと分からないし、インタビューしたからと言ってそれに応えてくれるわけじゃない。
もしや、この異常な暑さが原因か?
炎天下のパドックをぐるぐる回って、20分ばかり人目にさらされてから1分から2分の真剣勝負に挑む。
狭小スペースに押し込まれ、我を失っても不思議じゃないが…。
この謎を解ける人、募集中。
・ハンデ重賞
シーズンオフなので、ファンの楽しみは汗水たらして万券をせしめようと妄想を重ねること。
でも、人気に関係なく今年はマーメイドSから重ハンデ馬ばかり走っている。
現実逃避も容易ではない。
・スピード競馬の統一感
福島・函館のメイン重賞で58秒台の決着。ある種の不可侵領域であるタフな競馬というのは、世界規模で変質しているのだろう。
ロンシャンの1400で日本のレコードより速い時計が出るような時代。
渋いという印象さえも変わって行くのは何とも惜しい。
かつてのツインターボや野芝時代のサッカーボーイの歴史的快走も、今は競走馬の相対的なレベルアップにより、ちょっと頑張れば時計も出る。
「ローカルって一体…」
水を多く撒いても、すぐ蒸発する季節。
もしや高速化偏重の解決策は、ローカル戦に隠されているのか。