2歳馬選定①
函館2歳Sから。
逃げなくても勝てる馬が逃げた時には、想像以上の優位性を生むという好例。
アクティブミノルの良さは、後続を突き放す逃げではなく、決して自分に近づけさせない末脚の確実性にある。
快速型中距離馬の代表格であるミホノブルボンやサイレンススズカにも通ずる、総合力の2週連続逃げ切り勝ち。
だから、この中に未来の名スプリンターがいたところで、それを封じ込む強みが活かせないのであれば、力及ばずは当然のことなのだ。残念ながら、アクティブミノルを距離延長で負かせそうな馬はこの中にはいなかった。
この距離で再戦する時に、他の15頭はどれ程成長しているだろうか。
その他の期待馬は、芝の新馬勝ちの組に限定する。
1400M以下
6/14 東京1400 ホワイトエレガンス<牝>
6/22 函館1200 アールブリュット<牝>
7/6 中京1400 コートシャルマン<牝>
7/20 福島1200<稍>コウソクコーナー
牝馬の3頭は、共通して早熟タイプの印象は受けなかったから、クラシック路線に乗れるかがカギ。
コウソクコーナーは長期の活躍に期待。
1600M以上は、絞り込んで2頭。
7/6 福島1800 フォワードカフェ
7/20 函館1800 スワーヴジョージ
他にもいい馬はいたのだが、特にアヴニールマルシェ(キョウエイマーチの孫)やティルナノーグ(Nヒルズ所有)といったディープ産駒は、前者は成長力がないと辛いし、後者は高速馬場での反応に不安があったため評価保留。
阪神組が案外。中京組が普通で、福島と函館はなかなかだった。
牡馬は強い世代と見たが、その見立てが修正されないクラシックはきっと面白い。