新馬回顧 11
土曜の新潟、小倉は重馬場。
この馬場で活躍するイメージのあるケイムホーム産駒・メイショウマサカゼは、1番人気に推された小倉ダ1000Mを逃げ切り、人気に応えた。ただ、超早熟の気配もする。
新潟芝1400を勝ったジャストサウンドは、その逆のような印象。馬場を味方につけて上がりのかかる競馬を制した。ヘイローの継続クロスは父譲りのものであり、早熟性をアピールする材料とはなり得ない。同父のラミーロより先行力はありそう。
新馬請負人・四位洋文を鞍上に迎えて、札幌1800圧勝のシャルールは、兄弟が圧勝後の不発で苦しんでいるグレートフィーヴァーの牝駒。父ゼンノロブロイも似たような傾向があり、接戦での勝負強さを見せてもらいたいが、現状これ以上のパフォーマンスを見せた2歳馬はいないから、2戦目までは暫定トップという評価で。
日曜日は回復気配。
小倉の芝は朝から良。1200勝ちのリッパーザウィンはヨハネスブルグ産駒。昨年ほどの勢いはないが、クビ差以上の力の違いがあったので注目。
新潟は2戦。新馬戦の時間ではそれぞれ重と不良。
人気のミッキーユニバースが逃げ切った芝1800Mは、少し相手に恵まれた部分もあったか。馬場も有利。ただし、ネオの産駒であることもそうだが、520kg台の体がどう遷移していくかには注目。絞れればスピード勝負も可能だろう。
ダ1200快勝のグラスエトワールは、単勝50倍とは思えぬ楽勝の競馬。雨馬場もよかった。
札幌1200M戦で勝ち上がったイズモは、ニジンスキーの4×3を持つマリブムーン産駒。洋芝はとりあえず合うだろうが、揉まれ弱い可能性がある。