ベルカント、クラリティシチー、タカミツスズラン

血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

新馬回顧 8/3・4

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜
・小倉1200<牝>
ベルカントは覚えておきたい。
単勝支持の期待値がそのまま結果にも反映された。時計も含め、見た目通りの実力とみたい。
・新潟1800
人気のガリバルディを負かしたクラリティシチーは、タイキダイヤの孫。ダービーコネクションの配合の印象通りに、奥行きは十分。勝負ありとも見たが。
・ ダ1200
渋残りのレースは、定石通りの外枠決着。波乱含みも人気馬は見せ場を作れず。全馬次戦を見てみないと…。
・函館ダ1700
ロングプライドの弟が勝ったが、こちらはゴールドアリュール産駒。勝負に行って強いタイプ。じっくり育てたい。
・芝1200
タイキシャトル産駒らしい卒のない競馬で人気に応えたタカミツスズランは、母父マイネルラヴ。因縁深い配合でスピード型の牝系だが、案外奥手かも。

日曜
・新潟1600
今の馬場で33.9の上がりは速すぎて、差しは届かない。レッドメイヴはズブの象徴の危険性もあるが、先着した2頭も他コースの方が合いそう。
・小倉1800
勝ったハンターバローズはキズナの一族で、菊花賞レコードウインブラザーズを産んだパシフィカスの曾孫。
SS×TBにシンクリ。完成形の血に力のある血を入れると途端に鈍重さが目立つことも。決め手に充実度が現れるタイプだろう。
・1200
雨馬場もこの時計では評価が難しく夏の平坦でボールドルーラー系ということだろうか。シゲルカガは2歳Sを走って次がある馬だ。
・函館1800
牝馬同士のワンツー。人気に応えた藤沢厩舎のバウンスシャッセは、決して軽くはない牝系の血統構成の影響か、いかにも重賞級の厳しい展開が合いそう。成長が楽しみな一頭だ。

 

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新馬回顧 7/27・28

読了までの目安時間:約 2分

 

すべて開催替わり。土曜は短距離戦のみ行われた。

新潟は、アポロキングダム産駒が激走。隣で同じくらいのオッズだったカンパニー産駒を応援していたがそちらは4着。時計は平凡、評価は持ち越し。

人気3頭が人気とは逆の順にゴールした小倉6Rは、レコード決着。
勝ったホウライアキコはストームキャット系のヨハネスブルグにサンデー×ウッドマンという血統。先行勝負が持ち味というタイプで、人気の良血馬はそれにスピード負けした格好。高速決着向きではない。

またしてもバゴという九州産限定戦に、スピードのある馬が2頭しかいなかった函館。
ひとまず様子見が賢明か。

日曜もあまり順当とはいかず。
小倉では2歳戦ですでに7秒台が2度記録される中での9秒弱の決着も即戦力の予感。スウェプトオーヴァーボード産駒とスティンガーの孫が見事な末脚を披露した。時計通りの能力ではと思う。勝ったベルルミエールは牝系重厚で、格上がり初戦で注目。

新潟1600は人気馬総崩れ。1:36.6で34.2の上がりは平均的。勝ったヴィスピーはダート3勝・アルヴィスの娘。いずれは砂でも狙えるか。

その後の牝馬戦では、今週一番期待を持たせてくれる馬が登場。ゴール前内から捉えた人気のラヴィーネ、それに小差2着のアラマサクロフネはともに2歳S候補。
秋の牝馬重賞でもいいが、血統の偏りもなく長い目でみたい才能だ。

函館1800戦も単穴決着で、オールステイの逃げ切り。シーザスターズと同じケープクロス産駒も、母はミスプロ系の同系配合で、溜めずに先行することで差しタイプの末を封じ込めた。能力差は小さく、上位3頭は個性派に育つかも。

 

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新馬回顧 7/20・21

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜日はディープ産駒が走るかがカギだった。

時系列順に。北は1800戦、一番人気、藤沢厩舎にディープ産駒という4点盛り。人気のサトノフェラーリが最後は性能の違いを見せつけた。
SG産駒ウェーブゴールドは、厳しいマークを耐え2着。2頭とも注目。

3強の構図だった中京戦は、フラガラッハの弟がカレンブラックヒルの弟を抑え込む不思議な展開に。
まあ、父親が違うということもあるが、勝ったフェルメッツァのスムーズな競馬に対し、外から追い込む競馬に妙な感覚を覚えたレッドアルヴィスは、結局は先行策をとるはず。
新馬戦でのものとて、35秒台の上がりでは差し脚に限界がある。

福島は、人気のサクセスフィリアが全てのマイナス条件が重なったような負け方。416kgが敗因の一つだろうが、この時期の福島で上がりが37秒台の競馬は、ディープ牝駒の守備範囲ではない。
逃げ切ったブルーストーンはコマンズの産駒。デインヒルの孫だった。

日曜は、派手な展開が目立った。
福島戦はスルーレートの仔ハイアーレートが人気に応えたが、アメリカンな強引すぎる競馬をどう捉えるかは次を走らせてみないことには…。本来は父らしい好位付けが合うはず。

中京では、外差し馬場を豪快に伸びたオトコギマサムネが、ダービーコネクションの配合に相応しい走りでデビュー戦を飾った。上位3頭はクラシックウイナーを出した馬の産駒。成長を見届けたい。

函館は、史上初のダ1700の新馬戦が開催され、プリサイスエンド産駒のセレッソレアルが快勝。462kgと2歳牝馬としては大きめだが、これでもメンバー中最小体重。日本馬も大きくなったものだ。

 

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新馬回顧 7/13・14

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜日は3場とも1200戦。
特に際立っていたのが、中京戦で人気に応えたラブリープラネットの末脚。
直前の雨でかなり馬場は湿っていたが、血統面のアドヴァンテージもあったか、エンジンの掛かりも良く、実に見事な勝ちっぷり。現状世代NO.1のポテンシャルとみる。

渋った条件は福島も同じ。レースはロゴタイプの出たベリアーニ系を、オグリ兄妹、キョウエイマーチのいるシュリリー系が差し返すというゴール前の構図。
いかにもの二枚腰で、味のある競馬だった。

函館も差し返しという点では福島と同様も、こちらは人気を集めたヤマノハヤブサの仕掛けが、現時点では強気すぎたのかもしれない。成長力はありそうなので、使われ良化するはずだ。

日曜日は、中京で注目馬の対決。ロードカナロアの半弟とベガの孫が対決する構図も、現状能力差断然といった感じで、ベガ一族にしてはボリュームのある体を持て余しながら、ハープスターが1番人気に応えた。
2番人気のロードストームは、デビューも早かったのだろうが、ナゾの息子とて地味すぎる血統背景のオウノミチを交わせなかったのは残念。
じっくり焦らずでいきたい。

福島では2戦が行われ、波乱の1800戦は、血統に騙されやすい新馬戦ではよくある過剰人気馬の不発。
軍団の圧倒的な質量両面の充実を示したマイネルグレヴィルの圧勝劇だったが、2kgもらいと夏に強いオカノブルー系という勝因に加え、人気馬との完成度の差が勝負をわけたか。
6Rの1200は混合戦。人気のユールドゥーがうまく立ち回り快勝。
外を回っては…、の競馬。

今週は、人気馬の今後を長い目で見ていきたい印象が残った。

 

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新馬回顧 7/5・6

読了までの目安時間:約 2分

 

今週は良血馬の明暗くっきり。
土曜函館は、断然人気に推されたローレルゲレイロの全弟キタサンラブコールが快勝。余裕たっぷりの逃げ切りで、ここから皐月賞馬へと成長したロゴタイプのように育ってくれるといい。

その意味では、中京のダート戦で同じく人気になったトランセンドの半妹トラディションは、過剰人気もあったか?
人気を分け合ったグラナディラや勝ったローブデソワなどと比べ、体つきで負けてはいなかったが、ゴール前ではどうも非力さが見て取れた。
もしやとは思うが、芝を使ってみるのも面白いかもしれない。

函館2レース目は、キクノアローの半弟がゲートの中で暴れてスタートこそまともに出たものの、人気のドラゴンスズランのペースぺーカーに終始し、圧勝をアシストしてしまい、自身は断然のシンガリ負け。
ケイムホーム産駒はサウンドリアーナがいるが、どうも一筋縄ではいかないようだ。

日曜中京の1400戦は、人気こそカメハメハ産駒で祖母ダイキダイヤという血統のアヴァールに譲ったが、期待通りの走りでゴールデンジャックの仔ジャックトマメノキが快勝。
ダイワメジャーにアフリートの肌で418kg。母より小柄な体でパワー優先の馬場を制した。故に、他馬は相当のレベルアップが必要だろう。

土曜福島ダートは、混戦の中ニシノイナズマが楽勝。馬場も合っていたか。
日曜の残りの新馬もともに逃げ切り。
函館は、藤沢人気もありロサギガンティアが不発。正直、他に推せるような馬がいなかったせいだろうし、この組は様子見。
牝馬に大胆なネーミングで今後人気を集めそうな福島のハツガツオは、自分の型がありそうで穴なら怖い。

 

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