予想、回顧、コラム

血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

秋華賞展望

読了までの目安時間:約 2分

 

スマートレイアーがメシア様に見えてきた…。
風雲急を告ぐ、特別登録一週前である。
 
GⅠ馬2頭に、前哨戦で図らずも驚異的な追い込みを決めたデニムアンドルビーは有力。
それでも波乱を期待したくなるのが京都2000というもの。
 
ただし、春の結果が想像よりかはずっと狂ったからといって、08年のような破綻に近い展開になるとは限らない。
 
紅梅SやフローラSでは、馬場が渋ったことでその距離以上に向く適性を測ることになったが、お陰で、距離が延びたレースで紅梅S勝ちのレッドオーヴァルを除くと、みんな次のレースも好走している。
プラスアルファは道悪。
よって、実力に比例した形でローズSは決着したのだ。
また、ウリウリは母父フレンチデピュティ、ウインプリメーラはオルフェと同じステイゴールドの産駒。
 
好走馬は、これで本番の上位入線は約束されたようなもの。
ほとんどの馬は、2000M以上を経験している。
 
でも、また道悪になるとちょっと面倒なような気も。
デニムアンドルビーやメイショウマンボは差しタイプだから、重馬場では仕掛けのタイミングが一気に難しくなる。
 
雨ならノボリディアーナ。
<一叩き一変への期待>
良なら、ローブティサージュ。
<岩田騎手と2000Mチャンピオンの父、母父で適性◎>
 
3番人気以内ではないだろうし、人気馬やそれ以上に人気のないグループとの組み合わせに趣向を凝らしたいレースである。
 
もし、ユタカだったら…。
鞍上にとっては、この時季にあまりにも因縁深い配合の馬とのコンビでの参戦となる確率が高い。
「大一番」翌週の3歳牝馬最終決戦。
どの道、気持ちの切り替えが大切な一戦である。
 

 

レース展望2013   コメント:0

スプリンターズS展望

読了までの目安時間:約 2分

 

ロードカナロアの連勝がストップし、ハクサンムーンの成長を同時に目の当たりにすることとなったセントウルS。
 
高松宮記念は、レコード決着も誰でも走れるような時計だったわけで、豪脚一閃で格の差を見せつけたロードカナロアではあるが、このレースは1着から3着まで0.2差。
そもそもスプリント戦で着差がつくことは稀。ロードカナロアも大勝するタイプの馬ではない。
故に、勢力図は決して崩れていないのだ。
 
さて、外国馬の情報が登録一週前に聞こえてこないということは、少なくとも大物の参戦は望み薄。
 
その他国内組では、エクセラントカーヴなどは期待が持てそうだが、堀調教師が冒険することもなさそう。
 
そこで連下候補を探していくと、北九州記念で惨敗した、
タガノバスティーユ        06
アストンマーチャン-サンアディユ 07
等の好走例が目についた。
08年にスリープレスナイトが怒涛の5連勝で全てかっさらっていったこともあったが、これは例外。あくまでも穴狙いで。
スギノエンデバーやローガンサファイアはスキルアップが必要なのは承知でも、ドリームバレンチノの現状を見ると可能性はなくはない。
 
ただ近年上位入線馬は出ていない。一方で、キーンランドカップ組からは主力級が毎年のように出現。
ビービーガルダン、カレンチャンなどが連に絡み、ドリームバレンチノが本番で巻き返した。
 
今年は、ストレイトガールくらいしか本番まで通用しそうな素材は見当たらないが、近年の傾向から人気に推されていた馬には注意を払いたい。
セントウルS組が壊滅だったのは、秋移行後04、05年のみ。
今年は、穴馬を絞り込んで勝負したい。
 

 

レース展望2013   コメント:0

札幌記念展望

読了までの目安時間:約 2分

 

皐月賞レコード勝ちのロゴタイプに、天皇賞馬なども合わせると最大で5頭のGⅠ馬が出走予定。
無理使いしたくはない古馬のこともあるから、やっぱりここに照準を絞ってきた若手が主力となりそうだ。

今年の札幌記念は、レベルもそこそこだろうから、GⅠを狙うための足がかりという位置づけでよさそう。
よって、分類上は秋緒戦のレースと言っても問題はないだろう。

夏競馬のレベルが高い。というより勝った馬がとても強い。
小倉記念や七夕賞の勝ち馬も侮れない状況で、余力と上昇力の兼ね合いが10月の末以降の大目標を見据えた戦いにおいて最も重要な要素になってくる。

ロゴタイプは、ここを勝ってしまえばぶっつけで10月末のどちらかのGⅠに参戦することになるのだろうが、まだこの馬は底力勝負以外のOP戦というものを戦っていない。
3歳限定戦よりはかなり濃密な2分弱のレースになるわけだから、休み明けも古馬初戦もさしたるマイナス材料にはならないだろうが、若干気になる部分ではある。
アポロソニックに先着出来なかったところがどうも…。
相手に合わせて走るタイプではないのだろう。

4歳で重賞連対実績のある馬は次点評価だろうが、他力本願でもなんとからしさを見せつけたいのは古馬の方にいる気がする。
今年になって初めて重賞を制したタッチミーノットなんかは、休み明けも走るタイプだし気にはなるのだが。
トウケイヘイローは、言ってもGⅢ3勝馬。要するに、あれ以上前で勝負できるならここでも当然圧倒的有利なのだか…。
ユタカだからって、早々は信用できない。
重賞年間4勝なんてことは、GⅠを勝つ馬にしかできないことだ。

 

レース展望2013   コメント:0

宝塚×ステイゴールド

読了までの目安時間:約 2分

 

今年も3頭が出走してくる。
ステイゴールド産駒がこのレースで異常に強いことは知られるが、昨年以上に強力なラインナップになるかと思っていたら…。
でも、まだ主役はいるから凄い。

オヤジの夢は叶わなかったが、俺たちが走ればきっと喜んでくれるだろう!
VIVA!ステイゴールド!!

フェノーメノ
滅多に二番の利かないステイゴールド産駒にとっては、オルフェーヴル超え、ある意味では凱旋門賞に通用するレベルか否かを証明する最高の舞台である。
勝ち馬2頭が凱旋門賞<道悪>で好結果を残している事を考えれば、秋に日本で走っても引き続き期待できる。
天皇賞の走りが再現できれば、JC馬に見劣りすることはない。

ゴールドシップ
芦毛の二冠馬って、どこがステイゴールドなんだという感じはしないでもないが、あの全く言うことを聞かないスタート後二歩目からの走りを見ていると、おじいさんとは違う。ただ、ここは冗談抜きで今後を占う意味でも極めて重要な一戦だ。
雨が馬場状況に大きな影響を与えそうな週末。皐月賞の時よりか幾分悪いくらいの馬場で、追い込み不発などとなれば、見せ場を作れる場所が限定されてしまう。言い訳のできない勝負の一戦となりそうだ。

ナカヤマナイト
凱旋門賞遠征計画の帯同馬は、もう五歳になった。故に、安田記念を使うという勝負のカードを切ってきたのだが、高速決着で見せ場も作れず。
ましてや1800がベスト。ただ、雨予報が続く週中以降の空模様いかんでは、ダービーくらいの走りができれば面白い。

タレント豊富なステイゴールド産駒。全ての出走馬にとっても、ターニングポイントとなる大一番だ。

 

レース展望2013   コメント:0

宝塚記念 穴狙い

読了までの目安時間:約 2分

 

12頭立てになったとしても、本質的には4頭の動きが全てのレース。
一番最初に動いたら、最後に競り負けることが脳裏をよぎり、当然その不利を考えれば、細心の注意を払って動き出さなければならない。
名手と名馬の競演。
敗者が出現するレースなので、負けパターンの中にヒントがある。

穴候補を選出したが、当然一長一短がある。
それでも、絶対4強のうち3頭が来るという可能性に懸けるよりは、晩春のグランプリらしく味な競馬で盛り上げてくれそうな才能の発掘に主眼をおいても、全体の読みがしやすくなくかもしれない。
夢を追いかける舞台で、その次の夢など語るにはまだ早い。

ダノンバラード
ミスター斜行は、坂路調教の弊害を体現する生き字引。父の領域には到底及ばない末脚を駆使して、迷い道の果てに初重賞を制した舞台でどんな走りを見せるのか?
スローだと少し怪しいステイ×マックの2頭が、まさかの末脚不発の時に内ラチ沿いから…。
望み薄ではあるが。

ローゼンケーニッヒ
お前は何してたんだ?という、名血馬だが、最近不発が減ってきて3戦連続連対中。本格化云々以前に、脚質そのものが怪しいので狙い目は極めて限定的。
どの組み合わせになるかはともかく、早仕掛けで潰れた馬を最後捉えるイメージが湧いたなら、押さえておきたい。
出てくるかはわからない。

トーセンラー
唯一のまともな買い目。5番人気はほぼ確定的。
あとは、仕掛けのタイミング。
案外、フェノーメノの前にいても面白いとは思うが、シルポートがいるのでやはり後ろの方か。
内から抜け出すタイプではないので、マークする相手が重要。

激戦のゴールシーンを希望する。

 

レース展望2013   コメント:0