クラシック展望①
ミッキーアイル
トゥザワールド
が断然人気に推された京都の出世レースで、そのポテンシャルの高さを時計面でも示した。
トゥザワールドは、何事もなければ間違いなく本戦でも上位人気。
次戦予定のトライアルは急坂コース。初戦でバンドワゴンに完敗は気にはなる。
だが、若駒Sが太め残りだったのにも関わらず、そこそこメンバーの揃った中で他馬を全く相手にせず、再度レースレコードでの勝利はインパクト大。ダービー候補。
ミッキーアイルの距離不安についてだが、ダービーはともかく、現状、下手に下げて馬のリズムを損なうような競馬は好ましくない。
実績馬を封じたシンザン記念の内容から、コーナー4つの2000くらいまでなら十分に守備範囲だろう。
プレイアンドリアルについては、例年ならば水準よりちょっと上くらいの評価のはずだが、混戦模様で役不足とも思わせた朝日杯の高評価→不発から、京成杯快走で現状維持と堪えてみせた。中山の方が合うだろうし、オーナーの執念が裏目に出ないことを祈る。
各馬共通して、東京でどう戦うかが焦点か。
トゥザワールドの評価は、きさらぎ賞で直接対決とも目される、
トーセンスターダム
バンドワゴン
の世間評を加味しても、現状暫定トップでよさそう。
新馬・未勝利組は晩成型も多くなり、幾分スケール感も乏しい。
一応、シンザン記念と内外のコース差はあるが、同タイムで駆けたアドマイヤメテオは注目株。
その2着馬で、直後に未勝利勝ちのヤマノフェアリーと寒竹賞勝ちのバウンスシャッセが、牝馬の敗者復活組。
牝馬路線は、オメガハートロック参入だけでは上位安泰の印象。3月に全てわかりそう。