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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

新馬回顧 8

読了までの目安時間:約 2分

 

注目は7/26土曜中京の1マイル。世紀の最強配合馬と兄弟ともども高馬一族の1億円馬が対決。2頭仲良くゴールしたが、6、7着止まり。未だに何やってだか…、は勘弁願いたい。
勝ったヒルノマレットはカメハメハ産駒。ナムラコクオーの一族で兼用馬かもしれない。2着ウインソワレは、この中で一番出世してもおかしくないいい末脚を持っている。

福島1200Mはハナモモが勝利。夏の専門家の可能性も。ホワイトマズル牝馬は先週も中京1200で新馬勝ちしている。気持ちが結果に表れるタイプ。
札幌では初の新馬戦。独特の1500Mを人気の牝馬2頭がその順の通りゴールした。サブジェクトの妹は父ロブロイ替わりで自在性と器用さが勝敗の鍵を握り、エクセラントカーヴの全妹は体つきそっくりでまだこれからの印象。

7/27日曜
中京は直前に雨。芝1400戦は稍重。激しい消耗戦を制したロンバルディアは、完全ヨーロピアンの短距離タイプか。マンハッタンとマズルの仔は気負い方なども含め、傾向が似ている。
夏が合うオカノブルー系出身のマイネルシュバリエが、1800Mを逃げ切って人気に応えた。バトルプランの日本初年度産駒。ミスプロの同系配合馬で父はエンパイアメーカー。シュバリエの母ポリーヌもマルゼンスキーの強いクロスを持ち、実に興味深い存在だ。

札幌では雨の止み間に2鞍。芝1800は内をついた2頭の決着。シンコウラブリイの孫ジャズファンクはハービンジャー産駒だが、一族共通して気難しいマイラーなので短縮がいいはずだ。2着ウォーターラボも同型か。
トウカイバレットはダート1700(稍)で勝利。500kg超えで本格化か。

 

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中京記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

予想外に雨が馬場を濡らしたこともあって、想像以上の壮絶な差し追い込みの展開。3連覇のかかっていたフラガラッハが、特別悪い競馬をしたのではなく、サダムパテックにとっては、いい流れになったということだろう。これも想像以上にだ。

まず、恐るべき中山記念組の快走の連続性について触れておかねばなるまい。ダイワマッジョーレが人気面でも、また斤量面もしくは体調の上昇度と年齢との兼ね合いにおいて、同じ中山記念組であれば、そちらを好評価して然るべき部分があったのは紛れもない事実である。
ハンデ戦だから、そういった要素を切り材料にするのもアリだったが、中山記念7着馬(ジャスタウェイと1秒差)が今週も力を見せつけたわけだ。止まりそうで止まらないこの流れ。
そのメンバーで唯一重賞タイトルのなかったエアソミュールも、この中京記念と同じような接戦を制して、立派な男へと成長を遂げた。
新たなステータスが誕生しつつある。

さて。意外な性質が今回の勝者には付きまとう。だから勝てたのだという理由探し。
サダムパテックに田中勝春という不思議な組み合わせが、最近流行りつつある人馬一体型の究極系であるとは思わないが、稍重馬場のGⅠを勝った馬と勝つときは無難な先行策かゴール前強襲のどちらかというパターンの騎手のコラボは、想定を超えた破壊力を秘めていた。
例年通りにゴール前突っ込んでくるのが、中京記念の勝ちパターン。差し馬に有利となる時計を要する馬場状態は、今後とも必ず踏まえないといけない約束事だ。
急坂が苦手だの、重賞になると心許ないといった印象など、人気次第ではいくらでも買い材料になる。
乗り替わって3戦目。西園調教師の強かな戦略が、58の重荷を軽減した。
ただし、馬場がこうならなかったとしたら…。見事な復活劇を素直に喜ぼう。

よって、ミッキードリーム等うまくいった部類のグループや、内に入って差してこざるを得なかったダイワマッジョーレ等の人気上位勢の凡走についてこうすべきだったということもないレースとも言える。
1000M通過60.1秒。これで内から抜け出すことでも敵わない特殊な馬場では、評価のしようがない。
だが、マジェスティハーツが今回マイルで内をついて伸びた内容の評価だけは、簡単にできる。最初からそうすりゃよかったのに…。今からでもまだ間に合う。

 

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