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血統を語る、競馬予想ブログ「ぶらっと競馬場まで」

安田記念 -予想-

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このまま断続的に雨が降り続ければ、当日の雨量如何では、数年前にロジユニヴァースが大勝したダービーの時のような、また高松宮記念みたいな田んぼ馬場のような状態も想定される。

いずれにせよ、この馬の人気には影響しないだろうが。乗り替わろうが、まさかの阪神開催に変更となろうが、ジャスタウェイを疑う人間など、もうこの世には存在しない。
雨を疑いはじめのきっかけにして穴狙いをするにしても、不良馬場の東スポ杯でこそ力を出せずに敗れているが、天皇賞に至るまでに挙げたわずか2つの勝ち鞍は、いずれも時計のかかる後継ラップのマイル戦であり、コーナー二つの直線の長いコースでの好走歴だということは見逃せない。

中山記念はもちろんのこと、天皇賞の時もメイダンの芝コースにしても、決して速い時計の出る馬場状態ではなかったわけで、レース時の雨は敗因となるかもしれないが、それごときの理由で凡走するようなひ弱さなど微塵も感じさせない。
むしろ、彼の周りだけは雨粒が落ちてこなかったという名馬伝説の方が、よっぽど現実味がある。

ただし、ハーツクライの仔が1番人気に応え、かつ東京の日本の最高峰GⅠを3連勝するイメージはどうしても湧かない。
ディープが差されるイメージもないが、ハーツクライが差されるイメージも湧かないと、先週ダービートレーナーになった橋口師が、あのレースの前に語ったとされるが、本格化したトニービンの血の入った馬は、自滅や不利でもない限りその通りの戦績を残してきた。
でも、器用じゃないから思ったより下がってしまったときに負けてしまう。
馬場も悪ければ…。

一縷の望みに賭けてみたい。
得意とする後継ラップの展開だったマイルCで完敗した相手である、カレンブラックヒルやクラレントに今更能力で劣るかもしれないという見立てには無理があるだろうが、同期で裏街道から復活を果たしたかつての皐月賞1番人気馬とは、まだダービーでしか対戦していないじゃないか。
ならば、その時10着ながら0.2差先着したグランデッツァには、まだチャンスが残されているかもしれない。

半姉はあの年の桜花賞馬。その年の夏から走り出し、順調にキャリアを重ねていったが、故障馬続出のこの年のダービーで敗退後、重度の屈腱炎を発症。
生き残りは、ゴールドシップ、フェノーメノ、そしてジャスタウェイ…。凄い馬しかいない。

でも、なぜかそれに逆らいたくなるのが人間の性。
嫉妬を爆発させ、それを力に変えられるのは、若いうちに結果を出したカレンブラックヒルではない、もう一方のステーブルメイトという図に、妙に固執したくなった。
もし最強馬が負けるとしたら、こんな理由しか思い当たらない。現実のドラマに、尾ひれ背ひれなど必要ない。
ありのままの物語が、我々に感動をもたらす。

反動さえなければ…。前走都大路Sの内容は、ジャスタウェイにも通ずる完成期の名馬だけが醸し出す圧倒的な征服劇だった。脚質と血統がそのまま反映されたような名馬世代の名馬と元候補。
ここでまた先着してこそ、真の復活と言える。

 

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宝塚記念展望

読了までの目安時間:約 2分

 

また決戦である。

ゴールドシップとウインバリアシオンは、王道路線のキーホース。
昨年の覇者と天皇賞最先着馬だが、暮れのグランプリで着順の良かった2頭でもある。
今春もしっかり勝ち星を挙げたわけだし、最低でも押さえは必要。あとは、騎手とのリズムだ。

ジェンティルドンナは今年も参戦するだろう。人気にもなる。が、エピファネイア・キズナという4歳の遠征組が出てこないのは残念。格の差を感じる。
4歳勢は、メイショウマンボとサトノノブレスが代わって、穴候補の俎上に上るわけだが…。適性だけでは買えないのがGⅠ。ホッコーブレーヴ、デスペラードといった特殊追い込み枠の2頭も同様だ。

逆サイレンススズカのジャスタウェイが、雨馬場であろう東京の芝をどうこなすかが、今週末最大の関心事。負ける構図がマイルでくらいしか見当たらない馬だから、中2週での参戦も考慮すべきだろう。
ここまでの実績を考えると、アイリッシュチャンピオンSに参戦する公算は大きい。現役世界最強馬の称号を引退まで防衛できるかは、この夏の結果が大きく影響する。
一応、安田記念登録の馬では、ショウナンマイティとこれも一応ということで、トーセンラーもマーク対象か。
グランデッツァは、そこを回避しての宝塚参戦なら、ナカヤマフェスタの再現もあり得る。

鳴尾記念組は、地味に来る印象もあるし、切りたくはない。
カレンミロティックとエアソミュールが注目ではあるが、トウカイパラダイスは馬場にフィットしてきそうで、両レースとも狙い目となりそう。

天を味方につけて勝負する競馬とも違う、日本独特のグランプリ競走。
体調面が何より重要だ。

 

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